ラグジュアリーな婚活パーティ③

3回目終了のベルが鳴り、唐突に連絡先交換を迫られました。ここは形だけでも交換するのがマナーってもんかもしれませんが、この人と関わったら面倒なことになると脳内で避難指示が出てますし、ここは今までの教訓を活かして、はっきり意思表示せねは！

“東北大”がメアド云々言ってスマホを取り出している最中、食い気味で「ごめんなさい！！！」をかましてしまいました。

…言い方がキツかったのかな…。どうも“東北大”を撃沈させてしまったようで、その後パーティが終わるまで、ずっと窓際の席で独り外を眺めていました。こちらも断るのに気合が必要だったとはいえ、食い気味は流石にまずかったですかね…。改めてごめんなさい。

でも、肩肘ついて斜に構えて趣味を一方的に語るのは、いけません。イケメン気取りで恰好つけていましたが、温水洋一さんをガリガリにしたような風貌で、自分を客観視出来ない勘違い丸出し中年は見ていて痛々しいし、かなりの確率で社会性に乏しいので、結婚相手としては無理です。やっぱり「ごめんなさい！！！」ですね。

その後も幸いぼっちになることなく5回のトークタイムを終えましたが、誰とも連絡先を交換することもなく、精神的にもかなりやられました。

“東北大”を傷つけてしまったこともありますが、1回目の恋活男子が、隣の席で大学生みたいな若い女の子と速攻でLINE交換しているのを見て「あ。こういうノリの人じゃないと、パーティって楽しめないんだ」「でも若いから出来るってもんでもないよね。私は10代の頃でもそんなノリは持ち合わせていなかったからな」「ん？その堅苦しさが未婚に繋がっている？？」と、自己嫌悪、不甲斐なさ、結婚を焦らずにいられる若者への嫉妬などが渦巻いて、もうなんとも言い難い感情に飲み込まれてました。